この症状おかしい!脳卒中かも?
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 謝敷 美希
皆さんは脳卒中という言葉を聞いたことがありますか?
血管障害が原因で引き起こされる脳神経の障害を総称して脳血管障害といいます。
脳が突然何かに中あたるる(倒れる)ことから、脳血管障害を一般的に「脳卒中」と読んでいます。脳卒中はおおきく虚血性と出血性に分かれ、虚血性は脳梗塞、出血性には脳出血とクモ膜下出血があります。両者ともに障害されている場所や程度によって、軽い症状から突然倒れてしまう症状まで様々です。
激しい頭痛、吐き気、めまい、足がもつれる、手足がしびれる、ものが二重に見える、あるいはみえにくい、食べ物や飲み物が飲み込めない、言葉が出ない、話しにくさがある、あるいは話せない、片手が動かしにくい、しびれがある、歩けなくなったなどの症状があります。
これって脳卒中かもしれない?と感じた時には簡単にできる3つのテストをしてみましょう!
3つのテストのうち1つでも当てはまれば脳卒中を疑います。
脳の障害は時間が経つほど大きくなります。
脳卒中かもしれない!と思った時には救急車を呼ぶか、専門病院を受診しましょう。
◇様子がおかしいと感じたら"顔・腕・言葉"を確かめましょう!
【顔】「イー」といったときに一側の顔がゆがむ場合
【腕】両手をあげて片方の手が落ちる場合
【言葉】「今日の天気がよい」ときちんと言えない場合
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