「老人保健施設かりゆしの里」の社会福祉法人への移管に向けて
1999年に老人保健施設かりゆしの里が開設してから、21年が経過しました。この間、地域組合員の要求に応えながら介護事業を展開してきました。
今回沖縄民医連及び沖縄にじの会より、老人保健施設かりゆしの里の事業運営を移管させてほしいとの提案がありました。
移管の目的として、沖縄医療生協は医療・在宅・事業所併設の介護事業サービスを主体とし、沖縄にじの会は介護・福祉事業を主体として事業運営を行うこと。そして、両法人が協力し合い、将来にわたり無差別・平等の医療と介護を持続させ、地域医療と介護を守り、併せて地域組合員・職員組合員の生活を守るためです。
沖縄医療生協理事会(2020年3月)は、かりゆしの里を今後も存続させるために、社会福祉法人へ移管することを決定しました。
4月から7月にかけ移管についてかりゆしの里全職員、利用者家族、南部ブロック会議、南風原支部、南風原南星支部、南城市支部で説明会を開催しました。
主な意見として、「移管については大賛成で、他の医療機関では同様な取り組みはすでに行われている。移管することで無低診が適応できるのはとても良いこと」等、移管を賛成する意見が多く寄せられました。
今後は2021年3月31日にかりゆしの里の事業を廃止し、4月1日より社会福祉法人「かりゆしの里(仮称)」に事業が引き継がれます。
また、社会福祉法人が老人保健施設を運営することで無料・低額診療事業が可能となり、無差別・平等の医療と福祉を実践することができます。
医療と介護を両輪ですすめていくために、介護活動の拡大の必要性を含めて介護事業所の移管について沖縄医療生協、沖縄民医連、沖縄にじの会で新たな展望を示しながらこの事業を進めていきたいと思います。
かりゆしの里移管プロジェクト
玉城全一郎
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